ツァガーンサルその1
ハァーイ
今日はうるう日ですね。うるううるう。
モンゴル語でөндөр жил(ウンドゥルジル:高い年)っていうらしいですよ。
なにが高いんだ?あとで同僚に聞いてみましょう。
はい。そんなこんなでモンゴルにきてから2か月半、任地にきてから1か月半が過ぎました。
いまだに生徒の姿は一度も見てないし、仕事なんてしてません。
それじゃあ今日はモンゴルのцагаан сар(ツァガーンサル:旧正月)の話をしましょう。
今年の旧正月は2月24日から始まりました。中国は1月25日から始まったみたいなので1か月くらいずれたみたいですね。
旧正月は新月の日を採用するんですけど、モンゴルはチベット仏教のラマさんが日取りを決めるのでそれがずれる理由なんだと思います。
ちなみにモンゴルの方、1か月くらい前になってようやく日にちを気にし始め、1週間前になると準備を始めます。
お祝い料理のбууз(ボーズ:小籠包みたいなの)を作ったり、飾り付け用のお菓子を買ったり。
この時期はお店も、いつになく活気があって買いもしないのにテンション上がります。
さて、旧正月の祭りは大晦日の夜から始まります。そうそう、モンゴルにも大晦日に相当する語があるんです。
ここから補足。ざっくりいうと今年は旧正月でも家にいてねって話。
今年の旧正月はコロナウイルス予防の観点から家々を訪問して挨拶することが禁止されました。普段であれば実家に家族が集まり、交友のある人は新年のあいさつに行きます。昔の日本の年始挨拶みたいなものですね。サザエさん(漫画)で見た。しかし、私が住んでいるのは学校の寮であり、同じ建物内で予防もなんもないのでたぶんOKと思いお邪魔しました。
補足終わり。
で、大晦日に近所のお宅にお邪魔させてもらいました。私は誘われたら基本ホイホイついていきます。
ちょうど正月飾りのお菓子を準備してました! ので、手伝わせてもらうことに。
正月はこのでかいбуув(ボーウ:小麦粉で作ったお菓子)を奇数の段になるように重ねていきます。
下から幸せ、不幸せ?、幸せ……みたいな意味があるみたいです。あ、これ中はちっさいボーウがたんまり入ってます。
こちらの家は7段まで重ねました。四角い黄色い塊はхайрмаг(ハイルマグ:バターにいろいろ混ぜたもの)といって、レーズンとアーモンドが入ってました。
完成後、上から見たときにハイルマグ以外は真っ白く見えるのが厳密にはみたいですが、最近はチョコレートなんかで飾り付ける家も多いとのこと。
そんなこんなで料理から飲み物までそろいました。
モンゴルではお祝いといえばウォッカなんですが、こちらの家では飲まないのか出されなかったのでよかったですw
そんなこんなで飲み食いしてトランプで遊んで夜10時くらいに帰りました。
なんだかんだで次の日も呼ばれたので行ったんですが、長いので次の記事へ!