みんなで遊ぼう Дурак (ドラク:バカ)。モンゴルのトランプその3
ハァーイ
ひまですか? トランプをしましょう。
このゲームもかなりモンゴル人に親しまれているみたいですね。でも前々回のモーシグほどではない感じ。向こうはお金かけやすいからかな?
私はよく同僚の家に遊びにいったときにやっていました。が、その同僚が本当に熱狂的に好きで、昼過ぎに行ったら夜遅くまですることもぼちぼちありました。
しかも普段は奥さんと二人で毎日やってるとのこと。なんなんだそのあくなきトランプへの情熱は……
ちなみにこれはロシア語です。このブログタイトルもですけどモンゴルにはかなりロシア由来の言葉が日常的に使われています。
以下ルール
ふたりからプレイできます。4人が多分一番現実的。6人くらいでもできるかも。
使うカードは全スートの3~6を抜いたもの。ジョーカーも使います。
カードをシャッフルし5枚ずつ配ります。残りを山札にし、一枚めくり山札の一番下に置いておきます。めくったスートがこの場での最も強いスートになります。
順番を決めてカードを出していきます。順番の決め方は忘れた。時計回りに手番がきます。
カードの出し方が何種類かあります。1枚だけ出す。同じ数字のカードを2枚一組でだし、なにか1枚を合わせて出す。(2枚一組のときは同じ色でないとだめだったかもしれません。忘れちゃった)
その後山札から出した枚数を山札から引きます。山札がない場合は引く必要はありません。
次の人は前の人が出したものより強い数字かつ同じ枚数をだすことができます。この時手札を出さないほうがいいと考えたら出さずに山札から1枚引いてパスすることができます。また、一枚めくって置いていたスートならば数字に関係なく出すことができます。
全員がカードをだしたらカードは流され最後にカードを出した人からまた始めていきます。
全員がパスした場合、最後にパスした人が場に出ているカードをすべて手札に加えます。
以上を繰り返して早く手札をなくした人が勝ちです。
勝ちといいましたがこのゲーム、勝者はおらず敗者だけがいます。
一回負けるごとに и,л,ж,и,г の文字を書かれます。 Илжиг はモンゴル語でロバを意味する単語で、5回負けた人は問答無用でロバの真似をする罰ゲームを受けます。
60手前のおじさんがロバの真似(めちゃうまい)をするところを彼の奥さんと眺めることも多々ありました。こんなとき、どんな顔をすればいいのかわからないの。
ルールがモーシグより簡単で大富豪にも似たこのゲーム結構はまります。覚えやすいのでみんなもやってみてね。
ちなみに対角線上の人とタッグを組んでチーム戦をすることもできます。この場合お金をかけたり……。いや、私はやってないですよ! JICAさん信じてください!
豆情報:モンゴル人は最後の一枚を出すとき「メッ!」とか「チョッ!」とか言ってめんこのように投げつけてだします。