てんぷら粉でホットケーキ作ったった
ハァーイ
数年に一度の周期でホットケーキを食べたくなることがある。それが凶ホットケーキ作のこの時期にやってくた。運が悪い。
しかしホットケーキミックス、基本的な材料は小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーくらいなので、細かいところに目をつぶれば自作できないこともない。
ベーキングパウダーも品薄らしいが探してみようと思ったところ、隣の陳列棚に最前列までてんぷら粉が並んでいた。
すっからかんのホットケーキと比べて面白いなーと思ったが、砂糖が入ってないくらいでこいつら基本的な材料は同じなんじゃない?
いっちょやってみっかぁ!
結論から言うと大体同じものができました。
てんぷら粉には卵が入ってないしホットケーキミックスは企業の本気
これを思いついたとき、てんぷら粉には乾燥の玉子、つまり玉粉が入っているからそれも含めて面白いなーと思ったが、買ってきたてんぷら粉を見て愕然とした。
乾燥玉粉なんぞ入ってないのだ。
嘘だろ、おれがいままで作ってきた天ぷらは? 天ぷらとは? 人は、何のために……?
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調べてると衣の色付けに卵を入れてるんだとか。意味があったので自我の崩壊は止まった。着色料入ってるのもそういうことだね。
さてさて、それじゃあ本家ホットケーキの材料はと調べてみると。
小麦粉、砂糖、ぶどう糖、植物油脂、小麦でん粉、粉末油脂、食塩/ベーキングパウダー、乳化剤(大豆由来)、香料、カゼインNa(乳由来) 森永HPより
小麦粉、砂糖以外にも、小麦でん粉、植物油脂、粉末油脂、乳化剤、カゼインナトリウム……
小麦でん粉ってなんだ小麦粉と違うのか、粉末油脂、粉状の油なんて存在するのか。なんなんだお前は。
こう見るとやはり企業が本気でおいしくしようと作ったもののすさまじさがよくわかる。家庭で作られるものは家庭の美味しさでしかないんだろう。それはそれでうまいが。
なるか、ホットケーキ再現
まあ、似たようなものができたらいいか。切り替えが大切。
勘でてんぷら粉120グラムに砂糖を30グラム、4:1で入れてみた。家庭の味だから勘でいいのだ。
このとき気づいたが、粉類と液体類を入れる順番が逆だった。一応作り方を調べていたが完璧うっかりしていた。こんなのが調理師やってたの信じられない。
ちょっと焦げたけど、完成。食べてみよう。
うまいけどなんか違うな。
1.ちもち感がある
2.若干粉っぽい
3.ふくらみが悪い
1は原料にでんぷんが入っているからだろう。これはこれでうまい。2は水か油分が足りないのかもしれない。低脂肪牛乳を使ったのが悪かったかも? 3は生地の粘度を高めたらよさそうだがこれ以上粉っぽくなると困るので放置。
溶かしマーガリンを入れてみよう。
一番うまい。やはり油脂を入れるのが大切だったのだ。現実でこんな華麗に伏線を回収するなんて思ってなかった。
まとめ
てんぷら粉からホットケーキっぽいものを生成できることが分かった。ホットケーキミックスが手に入らない間、こいつを食べてもいいんじゃないでしょうか。ついでに天ぷらもできるしね。
ホットケーキ欲はおさまったけど、パウンドケーキ食べたくなってきた。もういっちょやってみっかぁ。
おまけ
ここにてんぷら粉とてんぷら粉から作ったホットケーキがある。これから導き出されるものは?
そうホットケーキ天だ! しかもてんぷら粉から作った! いわばてんぷら天!! なんなんだこれは!
食べてみよう!
油っぽい