穴を掘ったらニッキが出てきたのでグルジアの茶葉でチャイを淹れました
ハァーイ
春ですね。モンゴルでは昨日、今年初めての雨が降ったそうです。しかし今日は雪混じりの嵐らしいです。まじか。
春と言えば筍(タケノコ)ですね。
筍は表年と裏年があって、表年は裏年の3~4倍収穫が多いです。そんで、今年は表年なんで安く筍が買えるかもですね。
農家さん的には裏年のほうが掘る数が少なくて済むうえに単価が上がるので嬉しいそうです。ままなりませんね。
こんだけ語っといて筍の話ではありません。人生はままなりません。
先日タケノコを掘っていたところ、何かの木の根っこがちぎれてしまいました。
普段は一切気にしないのですが、なんとなく、本当になんとなく根っこをとってみました。
顔の前にもってくると覚えのある強烈な香りがします。よく嗅いでみるとまさにシナモン! 東インド会社を設立しよう!
ばあちゃんからニッキの木が植わってると聞いていたんですが、まさか本当にあるとは……
ばあちゃんが子供のときは、おやつ代わりにニッキの根っこをかじっていたと話していた記憶があります。
それにならってちょこっとそのまま食べてみましょう。まあ、ひもじさを紛らわせるためでおいしいものではないんでしょうけど……
ほんのり優しい甘さでシナモンの匂いがガツンと来る!
少なくともサトウキビをしがむより全然甘い! これはもはやニッキ飴だ!
かけらなので、ほんの数分で味はなくなったんですが、10センチもあれば十分おやつになりますね。知らんかったよばあちゃん。
さてさて、そんなら市販のシナモンスティックはこれをどうしてるんやろうなーって調べたんですが、どうやら品種がそもそも違うらしい。東インド会社は廃業です。
内樹皮が香料として使用される近縁のセイロンニッケイ Cinnamomum verum (シナモン)やシナニッケイ Cinnamomum cassia (カシア)とは異なり、樹皮には香りが弱いため利用価値はないものの、根皮には香りがあり、辛味が強いため香辛料として利用される[2]。
シナモンスティックはセイロンニッケイの樹皮をどうのこうのして丸めて、日本のニッキは根っこの皮をどうのこうのして使うようですね。以降はニッキと呼ぶことにします。
日本でニッキと言えばお菓子ですが、和菓子作るのはしんどいのでチャイを淹れましょう。ちょうどここにグルジア産の茶っ葉があります。
これパッケージにногоон цай(ノゴーンツァィ:緑茶)って書いてあるんですけど、お湯を入れるとどう見ても紅茶色なので紅茶ってことでいいでしょう。
作っていきましょう。
ニッキの風味がしっかりして美味しいです! がっつり甘くしたのもよかった!
実は作る前にチャイのレシピを調べたら、カルダモンやクローブが必要らしかったです。たくさん使うものでもないから買うのもためらった結果、今回はスルーしました。
今度、庭にカルダモンなんかが生えてきたら作ることにします。
おまけ
大福にニッキを付けて食べたら生八つ橋なるん?
違いました。ニッキの香りのするがめの葉餅でした。
生八つ橋のおいしさはぴろぴろした皮と表面のきな粉みたいな粉にあるのかもしれないという気付きを得ました。